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ヤマダストアーの「食の来由を訪ねる取組」についてヤマダストアーの「食の来由を訪ねる取組」について

ヤマダストアーは自然食品への情熱をもっています

農業がいかに人の健康と地球の環境に対して影響を与えるのか

今までのヤマダストアーの野菜への関心は「味」と「品質」「鮮度」で、農家などの生産者様も「味」「見た目」など物質的側面のみを追求してきました。

しかし私たちは農業がいかに人の健康と地球の環境に対して影響を与えるのかを知るにいたり、「食の来由を訪ねる取組み」をスタートさせました。

なぜそれが重要なのか?

「食の来由を訪ねる取組み」は農業が直面する深刻な課題のいくつかに対処するために生まれました。

食の来由を訪ねる取組とはなんですか?

お釈迦様が弟子たちに伝えた説法の中に「息子の肉」という話があります。

「息子の肉」

別の国に行って暮らそうとした若い夫婦の話です。

別の国に行くには危険がいっぱいの広大な砂漠を越えなければなりません。夫婦は幼い息子を連れていましたが、砂漠を越える途中で食料が尽きました。このままでは死んでしまいます。
何度も話し合った末に、夫婦は幼い息子を殺してその肉を食べることに決めました。

二人は子供を殺し、その肉の一片を食べました。
それから残りの肉を肩に抱え、日光に当てて乾燥させながら進んでいきました。彼らは深く深く苦しみました。
息子の肉の一片を食べるたび狂ったように泣き叫びました。

「私の可愛い息子よ、おまえはどこにいるんだ?私たちの息子よ、おまえはどこにいるんだ?」
二人は自分の胸を叩き、髪をかきむしりました。そして二人は砂漠を渡り終え、別の国に入りました。

この話を僧たちに聞かせたあと、仏陀は尋ねました。
「友よ、あなたがたはこの夫婦が息子の肉を食べることを喜べたと思いますか」

僧たちは答えました。
「いいえ、どうして自分の息子の肉を食べることを喜べるでしょうか。なんぴとたりとも喜べるとは思えません」

これを聞いて仏陀は言いました。
「意識的な消費をしないならば、それは自分の息子や娘の肉を食べているのと同じことです」

出典:ティク・ナット ハン 著、塩原通緒 訳 『あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法』,2005年,p106

この息子の肉という話はヤマダストアーに色々な気づきを与えてくれました。

例えば、日本は最大規模の海老輸入大国ですがエビ養殖池の開墾という名目で、地球の肺であり日本の森林の約2倍の二酸化炭素を吸収してくれる熱帯地方のマングローブ林を伐採していると言われています。

世界では約4万人もの子供が食糧不足で亡くなっていると言われていますが先進国を中心に急増する肉食需要に応えるために動物に穀物を与えることが穀物価格の上昇圧力を高め、発展途上国の更なる食糧不足を引き起こしていると言われています。

もしかすると私たちは息子の肉を食べることと同じことをしているのかもしれません。
劣悪な飼育環境で食料とされている動物の苦しみとは一体どれくらいでしょうか?

私たちの食料の生み出し方は、消費者への透明性が無くなれば無くなるほど恐ろしく暴力的になります。
そして大地を劣化させ、大気を汚し、水を汚染します。

しかし透明性を高め意識的にモノを食べることで、この話にある息子の肉を食べていることに気付くのではないでしょうか?
そして自分自身が地球を消費しているのだと気づくでしょう。

確かに私たち人間は他の命を頂かなければ生きていくことは不可能で他の命を頂いて生きている以上、「持続可能」という言葉を簡単に使うのはあまりにもおこがましいと思いますがお釈迦様が説いたように「自分が何をどのように消費しているのかを見つめよ」ということは重要だと考えています。

だからヤマダストアーは「食の来由を訪ねる取組」をスタートさせました。
仏教の食事作法の言葉の中に「つつしんで食の来由を訪ねて味の濃淡を問わず」という一文があります。
仏教ではその食べ物がどこから来てここにあるのか、それを知ることが感謝へと繋がり、自分以外のすべてのものに気付く第一歩であると説いています。

ヤマダストアーは「食の来由を訪ねる取組」を推し進めることで食の透明性を高め、お客様が「意識的な消費」をするためのお手伝いをしたいと考えています。
そして具体的にはヤマダストアーとお客様・生産者・そして環境にとって以下の3つのメリットがあると考えています。

  • 人の健康と地球環境の保全のために働く思いやりのある農家さんに適正な収入を与えることができます。
  • 農薬の履歴を開示し、人や地球にとって有害な化学薬品や農薬の削減を促すことができます。
  • 店頭で開示することで、お客様にとって真に安全な食品を提供することができます。

食の来由を訪ねる取組の重要性

以下が今農業が直面している深刻な課題であり現実です。

  • 毎年世界中で約235万トンの農薬が使用されていると言われています。
  • 現代の農業は私たちが活用できる淡水資源の70%を消費しています。
  • 1960年以来、世界の耕作可能地の3分の1が土壌劣化により失われたと言われています。
  • 現代の農業が人間による「温室効果ガス」の10~12%を占めると言われています。
  • 世界の作物の3分の2の送粉者である蜂と蝶が世界中で減少していると言われています。

食の来由を訪ねる取組の内容

その作物がどのような経緯をたどって私たちの手元に来たのか?
食の来由を高める取組とはそれに関わった人たちの思いを消費者であるお客様に届ける取組です。
そしてヤマダストアーはそのような食品の透明性を高めることで、お客様自身が消費活動を通して世界を良くするためのお手伝いをしたいと考えています。

土壌の健康への影響

土壌の健康への影響

健康的な土壌とは栄養価の高い作物や環境保全に欠かせないものです。
ヤマダストアーは土壌の健康を堆肥や輪作の状況、土の栄養素を高めるために努力している農家の作物の透明性を高めます。

空気の質と気候変動への影響

空気の質と気候変動への影響

全ての人の健康に「空気の質」と「気候変動」が大きく関わっています。
食品から発生する温室効果ガスの量を調べ、風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーを積極的に選択した農家の農作物の透明性を高めます。

農場労働者福祉

農場労働者福祉

もし「人の健康を守る」と宣言するのなら、作物を収穫する農家さんの健康から始まるとヤマダストアーは考えています。農薬のリスクを減らし、安全な農場と公正な補償の両立を目指す農家さんの作物の透明性を高めます。

水の保全・保護

水の保全・保護

真に純粋できれいな水は農業と人間の健康には不可欠です。
ヤマダストアーは限られた淡水資源を節約する農家の透明性を高めます。
節水農業として世界では「点滴灌漑」や「雨水タンク」などがあります。

生態系と生物多様性

生態系と生物多様性

農地は野生生物の重要な生息地でもあり、蜂にやさしい野生の花を植えたり、有害な化学物質から益虫を保護するため保全区域の改善に努めている農家さんの透明性を高めます。

害虫管理

害虫管理

農作物を栽培するために農家は常に「病気」や「進化する害虫」への対策に追われています。
農家がそれらの課題に対応するために現在ではおもに殺虫剤が使用されています。
ヤマダストアーの「食の由来を訪ねる取組」は消費者・農場労働者・野生動物・環境にとってリスクとなる殺虫剤を積極的に削減する農家の透明性を高めます。